夏目漱石
1905〜1906年 · 約315,631字
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
名前のない猫が、英語教師・珍野苦沙弥の家に住み着き、そこに出入りする人間たちを見物します。美学者の迷亭、理学者の寒月、詩人の東風。彼らが集まっては他愛のない議論を延々と続ける、その様子を猫が論評する。それだけの作品が、文庫で何百ページも続きます。
筋らしい筋がなく、ほとんどが会話で成り立っています。裏を返せば、吹き出しで読むのに最も向いた作品のひとつです。誰が何を言っているかが一目で分かるだけで、あの長い座談がぐっと追いやすくなります。当サイトで最も長い作品ですので、しおりを使ってゆっくりどうぞ。
出典: 青空文庫。著作権の保護期間が満了した作品です。